老後の海外移住先としてフィリピンを検討されている方へ

大量定年退職者時代を迎えているシニア世代の間でも、定年後や老後は海外に移住したいと考えている人が増えてきているそうです。

そこで今回は、フィリピンへの海外移住を検討している人のために、その条件や手続き、費用や問題点などについてご紹介したいと思います。

 

フィリピン永住者の現状

最近テレビなどでは、日本人の海外移住に関する特集を見る機会が増えてきたように思いますが、現状としてはどうなっているのでしょうか?

 

以下の外務省統計によると、平成29年10月1日現在での海外永住者の数は約48万4千人となっており、毎年増加傾向にあり今も増え続けているようです。

 

参考:外務省 海外在留邦人数調査統計統計表一覧ページ(2018年要約版)

*永住者の定義:3か月以上の海外在留者のうち、在留国などより永住権を認められており、生活の本拠を我が国から海外に移した邦人

 

永住先の国別永住者数で見てみると、アメリカが192,766人でトップで、次いでオーストラリアが56,006人、ブラジルが48,490人の順となっています。

 

ちなみにフィリピンは、12位で5,423人となっています。

 

フィリピンへ海外移住するための永住権ビザ取得の条件・費用は?

フィリピンペソとパスポート

 

先進国(アメリカ、カナダ、オーストリア、ニュージランド)で永住権を取得しようとした場合、1億円以上のお金がかかる場合もあり、なかなか現実的ではありません。

 

また香港やシンガポールも一昔前であれば比較的簡単にビザを取得することができたのですが、現在はなかなか手の届かない状況になっているようです。

 

それらに比べてフィリピンの「クオータービザ(Quota Immigrant Visa 特別割当移住査証)」は、アメリカ・ドイツ・日本に対して各国ごとに年間50人にのみ発給されるビザで、労働も永久居住も可能なフィリピンで最高位のビザであり唯一の「永住権」となっています。

 

また、クオータービザ以外のフィリピンでの長期ビザといえば、リタイアメントビザが有名ですが、このビザを維持する為には、常時預託金として約200万円~600万円を預けておく必要があり、基本引き出すことができません。

 

しかしクオータビザの場合は、決められた以上の金額を預金し続けなければならないという条件もありませんし、滞在期間に対する条件もありません。

 

但し、最低でも1年に1回はフィリピンへ渡航し、数時間だけでも滞在しておけば、入国管理局でトラブルになる事はないようです。

 

これだけを見ても、クオータビザは世界中で最も自由度が高い永住権であると言えるでしょう。

 

なお、フィリピンのクオータービザは、頻繁に発給条件が変わるなど、実情をなかなか掴めないビザでもあり、詐欺的な事件も非常に多いという事なので申請時は特に注意が必要です!

 

クオータービザの発給条件及び費用は以下の通りとなっています。

 

申請料:約2万ペソ

 

発給の条件

・年齢制限は特になし。

・フィリピン国内外にて犯罪を犯したことのない方(無犯罪証明書)

・必要な医療検査をパスした方

・フィリピン政府に認められた銀行に5万USドル以上の残高証明(初回申請時のみ)

・1年に1回、更新料を支払う

 

簡単に言ってしまえば、犯罪歴がない健康な人で、5万USドル以上のお金を持っていれば取得できるという事になりますが、年間50人のみというのが一番のネックのような気がします。

 

他国の永住権取得の条件としてよく見かける「5年定住が前提のビザ」などと比べると、フィリピンの場合は、かなり簡単に取得できると言えそうですね。

 

とは言え、クオータービザの発給申請を全て自分で行うのは難しいと思われますので、実際に申請を行う際は専門のサポート業者等を利用した方が無難だと思われます。

 

フィリピンの物価は? 月あたりの生活費はどれくらい必要か?

フィリピンの八百屋

 

フィリピンで生活する場合、言葉がどの程度できるか? どの程度の生活レベルを望むか? また住む地域によっても生活費が大きく異なります。

 

フィリピンの物価は、物によって違いますが日本の約1/5~1/3程度です。

 

仮に料理や掃除・洗濯などの家事をしてくれるメイドを雇ったとしても月に2~3万円と、日本の家事代行業などでは考えられないような低価格で雇うことが出来ます。

 

更に、車の運転をしてくれるドライバーや警備員など様々な人を雇うことも可能です。

 

実際の生活費としては、フィリピン人大衆と同じレベルで生活できれば月2万円でも可能ですが、日本と同じレベルの生活を望むとなると、住むエリアによっても大きく異なりますが、マニラに住む場合を考えると、家賃だけでも月2~6万円程度が必要となります。

 

もしマニラに住むという事であれば、ビレッジの建売を購入するか、コンドミニウムとかを購入したほうが安くなるようです。

 

食事代としては、マニラであれば日本料理の仕出し弁当が400円程度で配達してもらえますので、三食毎日その弁当を配達してもらったとしても、一ヶ月で36,000円となります。

 

現地の材料を使って料理すれば、月に5,000円以下でも可能です。

 

電気代は日本とほぼ同じでエアコンを常時使った場合、月に2万円以上かかるようです。(2009/06/19 当時の情報)

 

実際にフィリピンに移住し暮らしている日本人に聞いてみると、月2万円で暮らしている人もいれば、月20万円でも足りない人もいるそうです。

 

生活費に限ってみると、平均で月10万円程度のようです。(2009/06/19 当時の情報)

 

老後フィリピンへ海外移住するにあたっての問題点

フィリピンの治安について

フィリピンの街並み

 

フィリピンの大統領がドゥテルテ氏に変わってから、麻薬犯罪者を殺しているというニュースは日本でも大々的に報道されましたが、現状のフィリピンの治安はどうなのでしょうか?

 

2018年の8月頃にも会社経営の男性が銃撃され死亡したというニュースが流れたように、この手の殺人事件は定期的に耳にしますので、渡航する前には必ず外務省海外安全ホームページなどで治安状況について十分に確認しておきましょう。

 

彼らにとっては、年金で暮らす日本人というのは金持ちであるという認識ですから、ホールドアップや泥棒などの対象であるということを肝に銘じておくべきでしょう。

 

特にフィリピン南部のミンダナオ島では過激派のテロが多発しているという情報もありますので、移住どころか絶対に近づかないようにしてください!

 

また、フィリピンはアメリカと同様に銃社会です。

 

もちろん国の許可は必要ですが、一般の人でも許可を得れば銃を所有することが出来ます。

 

特に「自宅のみでの所有」及び「車の中のみの所有」のライセンスについては規制が緩く、フィリピン人の成人で犯罪歴がなければ、簡単に銃を購入できるようです。

 

街中では、銀行やデパートなどにいるガードマンも、ほとんど銃を持って警備しています。

 

なお、高級住宅街などの場合は、街への出入り用のゲートがあり、警備員がマシンガンを持って守ってくれていますので、お金は少々高くつきますが日本人が安全に暮らすためには、このような高級住宅街へ住むのが一番の安全策だと思います。

 

フィリピンで病気になった際の医療費の問題

医療費

 

移住後も日本で保険料を支払い続け国民健康保険を所有していれば、一旦は全額現金またはクレジットカード等での支払いになりますが、日本へ一時帰国した際に還付請求が出来ます。

 

医療費は、そこそこ設備の整った病院では日本と大して変わらないようです。

 

フィリピンへ移住した日本人の方が軽い心筋梗塞で1週間ほど入院した際、カテーテルによる治療、入院費等で約400万円の請求が来たそうです。

 

ある人の場合は、日本の旅行傷害保険があったのでキャッシュレスで済みましたが、もしその様なものを掛けていなければ、現金でその金額を払わなければなりません。

 

医療費に関しては、「日本で無保険診療を受けた場合とほぼ同額必要になる」と考えて、医療費としての十分な資金を準備しておいた方が無難なようです。

 

これはマニラ中心のマカティ市という所に住んでいる日本人の方から聞いた話ですが、マカティ市の場合はフィリピンでも最高クラスの病院が近くにあり、その方が大病をした時にも事無きを得たそうですが、これが地方や都市部であっても設備の整った病院から遠いエリアに住んでいる場合は、搬送時間などから助かる命を落とす事も有るとの事でした。

 

なので、フィリピンへの移住を本気で考えているのであれば、まずは賃貸のコンドミニアム等(日本で言うマンション、アパート)を借りて、6ヶ月位生活してみた方が良いと仰っています。

 

なお、1986年9月に日本人会診療所というものが開設され、財団法人海外邦人医療基金より日本人医師の派遣が開始されているという事です。

 

フィリピンへ海外移住するにあたってのインフラの問題

水害

 

フィリピンにおける停電は地域によって大きく異なりますが、首都のマニラであっても計画停電のよる停電が時々発生します。

 

また、特に下水が酷く、少しでも多く雨が降るとたちまち水害が発生します。

 

多くの家がこの水害で何回もやられているので、定住するならコンドミニアムがお勧めだそうです。

 

セキュリテイの面でも、コンドミニアムの方が安心です。

 

フィリピンへ海外移住するにあたっての言葉の問題

英語での会話

 

老後に海外移住をしたいと考えている人であれば、金銭的な心配はほとんどないと考えられますが、言葉に対する不安については多くの人が持っているのではないでしょうか?

 

若い人であれば、語学が全く出来なかったとしても、海外で暮らしていくうちに自然と身に付いていく可能性も高いと思われますが、老後となるとそうもいきませんよね?

 

物価が格段に安いアジア地域の国へ永住し、お手伝いさんを何人も雇って悠々と暮らしている姿などをテレビで時々目にする事がありますが、英語も全く出来ないでは意思の疎通さえ出来ない可能性も出てきます。

 

いまや開発途上国に住むメイドのような仕事をしている人であっても、外国人を相手に仕事が出来るようにと日本語は無理としても、ある程度の英語は話せる人が増えてきているそうです。

 

フィリピンの場合は、母国語はタガログ語などがありますが、フィリピン人の多くが英語を話せますので、せめて日常生活をしていく上で必要となるような簡単な英語だけでも身に付けておいた方が断然楽に暮らせると思います。

 

という訳で、英語に自信のない方は英会話スクールへ通うのも良いかもしれませんが、実際に海外へ出て、周りが全て英語という環境の中で暮らしてみるのが一番だと思います。

 

それならばと、お試しで1ヶ月程度アメリカで暮らしてみようとした場合、トータルで考えるとかなりの費用が必要となってきます。

 

お金ならいくらでもある!という人なら別ですが、いざ実際に海外移住した時の事を考えると、蓄えは少しでも多く残しておいた方が良いに決まってますからね。

 

そこで、周りの環境が英語のみという中でちょっとだけ海外生活を経験してみようと思ったときにオススメなのが「フィリピン留学」の制度を利用することなんです!

 

フィリピン留学であれば、マンツーマンレッスン、宿泊費、食事代込みで1週間5万円台からといった格安のコースなども提供されているようですし、宿泊先はホテルの様な部屋で、もちろん食事も3食付き、更にプールやスポーツジムも完備しているところがほとんどのようです。

 

フィリピンへの海外移住を考えているのであれば、実際に移住する前にお試しでフィリピンの住み心地を試してみるのが一番です!

 

留学先としては、その多くがリゾート地で有名なセブ島やマニラなどですので、フィリピン留学の制度を利用する事で、英語を学ぶと同時に余った時間でいろんな所へ行き、移住先の候補地を下見することも出来るという、まさに一石二鳥というわけです。

 

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以下の動画もとても面白いのでぜひ見て下さいね。

 

「いきなりフィリピンへ行くのは・・・」という方は、その前準備としてオンライン英会話(インターネットを利用して日本の自宅に居ながらにしてフィリピン講師からの英会話レッスンを受講出来るもの)を利用するのも良いかもしれません。

 

 

まとめ

観光で数日~数週間行くのと定住とでは全く異なります。

 

観光で行った時には楽しく思えたことでも、住んでみたら全く違った・・・という事は、海外だけではなく国内でもありますよね?

 

日本人であれば、どこの国でもビザ免除か簡単に取れる観光ビザでだいたい60日~90日位までは滞在できるものです。

 

永住の下見として3ヶ月程度滞在するのであれば、1カ月ごとに移動して、3つぐらいの街の生活を体験してみることがお勧めです。

 

日本のテレビで、定年後の海外暮らしをもてはやすような番組をよく見かけますが、現実はそう甘いものではありません。

 

最終的な定住先を決める前に、最低でも1ヶ月間程度のお試し滞在を行い、十分に検討を重ねたうえで結論を出すようにしましょう。

 

 

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