ベルギーはお酒を飲んで車を運転しても許される国???

これは私がベルギーに住んでいた頃のお話しです。但し、お酒を”少しだけ”飲んでもという事なので、ベルギーへ行かれる際はご注意を!

 

ベルギーの飲み屋

 

お酒より水の方が値段が高い?

日本ではレストランなどへ入ると、店員の人がすぐにお水とメニューを持ってきてくれるのが一般的ですよね?

 

しかしヨーロッパではかなり違います。

 

旅行でヨーロッパへ行かれた方はご存知だと思いますが、レストランなどへ入ると空いている席までは案内してくれますが、その後はこちらが行動を起こさないと何もやってくれない所が多いです。

 

まず、店員に向って手を挙げると、メモを持って来てくれますが、いきなり注文を取ろうとしてきます。

 

初めてヨーロッパへ行ったときは、何てサービスの悪い店なんだ!

 

「先にメニューと水くらい持って来いよ!」と思いましたが、これが普通だったんですよね。

 

メニューはあるのに、「見せて下さい」とか「メニュー持って来て」とか言わない限り持って来てはくれません。

 

また、お水は有料なので注文しない限り自動的に持って来てくれることはありません。

 

メニューを見てみると、ビールよりお水(ミネラルウォーター)の方が値段が高かったりもします。

 

ベルギーに住んでいた頃は、「水道の水を飲むとお腹こわすからミネラルウォーターを買って飲むように」と言われていたので、レストランなども水を有料で仕入れているのでしょうから、日本のようにサービスで出す事はないんでしょうね。

 

日本のサービスや水の安全性がいかに素晴らしいかという事を実感させられた出来事でした。

 

日本の常識は外国では通用しないという事ですね!

 

仕事中なのに平気でビールを飲む現地のスタッフ!

ある時、ベルギーの現地スタッフと一緒に車でドイツへ出張した時のお話しです。

 

ドイツにある取引先との打ち合わせが終わった帰りに、そろそろお昼だから何か食べてから帰ろうかという事になり、小さなレストランへ入りました。

 

すると、現地スタッフの子がいきなりビールを注文して飲み始めたではありませんか!

 

しかも車の運転は彼の担当なのにです!

 

「食事の後は私に車を運転してほしいのか? それにベルギーでは許されている事かも知れないが、日本の会社では仕事中にアルコールを飲むことは許されない!」と彼に言うと、

 

彼は不思議そうな顔をして、「車の運転は私がします。飲んでいるのはアルコールではなくビールですよ。」と言うではありませんか?

 

出川哲朗ではありませんが、「お前はバカか!」と言いそうになりましたが、よくよく聞いてみると、ベルギーでは少々ビールを飲んで車を運転しても警察に捕まる事はないそうです。

 

それに、ベルギー人にとってビールがアルコールという感覚は無いようなのです。

 

そのあたりは、なかなか理解する事は出来ませんでしたが、ベルギーでは飲酒運転はOKなのか???

 

食事のあと、そのスタッフの子が会社まで運転して帰りましたが、特に何事も起こりませんでした。

 

風邪をひいてるからアルコールは飲まないと言った彼がビールを!?

ある時、会社の親睦会を兼ねて飲みに行こうという事になり、現地スタッフの子に私の住むアパートまで車で迎えに来てもらいました。

 

ところがその彼は、「今日は風邪をひいてしまって少し体調が悪いからアルコールは止めておきます。」と言うので、「今日は無理して参加しなくていいよ」と言ったのですが、親睦会には出席したいという事で一緒に行くことにしました。

 

親睦会が開かれる飲み屋さんに着き暫くみんなと談笑した後、車で送ってくれた子の事が気になって、別のテーブルに座っていた彼の所に行ってみると、何と彼はビールを飲んでいるではありませんか!?

 

「もう体調は良くなったの?」と聞くと、「あまり変わらない」との返事。

 

「でもアルコールは飲まないと言っていたのに飲んでるじゃないか?」と尋ねると、「アルコールは飲んでいません。ビールだけです。」との返事。

 

そうでした。

 

ベルギー人にとってビールはアルコールではなかったのでした!

 

でも本当にそうなのか?

 

こいつらが勝手にそんな事を言って私をおちょくっているのではないか?

 

その疑問はなかなか拭い去る事は出来ませんでした。

 

警察官の目の前でビールを飲んだあと平気で車の運転を!!!

また飲み屋での話ですが、ある時現地スタッフの人たちと飲みに行った時の話です。

 

以前、現地スタッフの子が「飲んでいるのはアルコールではなくビールだから車を運転しても問題ない」といった事を思い出し、その時一緒だった人にその事を聞いてみると、やはり同じ答えしか言わないのです。

 

それでもなかなか信じることは出来ませんでした!

 

やがて飲み会が終わり、店を出て車を止めていたところへ行くと、なんとその近くに警察官が二人立っていたんです。

 

よし!ここで化けの皮を剥がしてやろうと思い、車で帰ると言っていた一人に「あそこに警察官がいるから、警察官に挨拶をした後にビールの小瓶でいいから一口飲んで、それから車に乗ってみろ!」と私も少し酔っていたせいもあって意地悪のつもりで言ってしまいました。

 

彼は分かったと言って警察官に何かを言い(オランダ語だったので何と言ったかは不明)、その後ビールを一口飲んでから車の運転席のドアを開けたその時でした。

 

二人の警察官のうち一人が彼の方へやってきたんです!

 

ヤバイよヤバいよ!

 

こいつらやっぱりバカだったんだと思いつつ、その光景を見ていたのですが、その警察官は私の方をチラッと見て、彼に何か聞いているようでした。

 

私が住んでいた地域には日本人はほとんどいないらしく、行く先々で日本人はテレビでしか見た事が無かったという人が多かったので、その警察官も物珍しかったのだと思います。

 

その後その警察官は、車を発車させようとしていた彼に向ってこう言ったのです。

 

Have a nice weekend. Be careful.

 

この時の言葉はハッキリ聞き取れました。

 

私が日本人だという事を意識して英語で言ってくれたんだと思います。

 

これって、「良い週末を!気を付けてね!」みたいな意味ですよね?

 

何かキツネにつままれたような感じを受けましたが、この事はベルギーではお酒を飲んで運転してもOKと理解しても良いという事ですよね?

 

ベルギーの現状の法律について調べてもらった結果は?

しかしどうしても腑に落ちないので、私と一緒に仕事をしているマネージャーにベルギーの法律を調べてもらいました。

 

すると、ベルギーの法律上は以下のようになっているそうです。

 

血中濃度が0.5mg以上になると、その濃度の高さに応じて罰金や運転免許取り消しなどが科せられる

 

ビールだと、どれくらい飲めば血中濃度が0.5mg以上になるかは分かりませんが、ビール一杯くらいなら大丈夫ということでしょうか?

 

しかし、飲み過ぎた時はいくらベルギーでも罰せられるという事が分かり、ちょっとだけ安心しました。

 

ちなみに、日本での酒気帯び運転と判定される基準は「血中0.3mg/mlまたは呼気中0.15mg/l以上」となっていましたので、ベルギーの方がちょっと緩いという事は分かりました。

 

但し、私自身はお酒を一滴でも飲んだ時は、誓って車の運転はしませんでした!

 

皆さんも、国際免許を使ってベルギー内を運転する際はくれぐれもご注意くださいね。

 

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