ベルギーは女性にとって最高の国?

よく「欧米はレディーファーストの国」と言われていますが、その当時の私は「レディーファーストというのは、近くに女性がいたらドアを開けてあげるもの」程度の事しか思っていなかったのですが・・・。

レディーファーストの国1

 

日本の普通の生活を信じないベルギー人!

奥様がいらっしゃるご主人にお尋ねします。

 

例えばご自分がリビングのソファーなどに座っている時に、お茶が欲しくなったり新聞を読みたくなった時、どうしてますか?

 

私と同じような年配の方であれば、

 

「お茶入れてくれ! お茶もってこい!」

 

「新聞取ってくれるか? 新聞持って来てくれ!」

 

てな感じで言いますよね? あなたは違いますか?

 

ところがある時この話をベルギー人にしたところ、

 

「そんな事があるはずがない! それが本当の事なら実際に見せてくれ!」

 

と全く信じないのです! それも一人だけでなくそこにいた全員(10人前後)がです!

 

後日数人を自宅に招待し、実際に私が妻にお茶を持ってくるように言って、妻がお茶を出すといった日本人にとってはごくあたりまえの光景を見て、本当に驚いた様子でした。

 

中には「俺も日本人になりたい!」と言ったベルギー人もいましたが。

 

彼らに「ベルギーではどうやってるの?」と尋ねると、

 

全員が声を揃えて「もちろん自分で取りに行く!」と答えてくれました。

 

レディーファーストの国で生活している彼らにとっては、それが当たり前の事なのでしょうが。

 

英語を全く話せない妻がアパートの入り口でオランダ語で談笑???

これはベルギーへ駐在していた頃の話です。

 

ある時私が会社から帰ると、アパートの入口の所で妻が現地のおじさんと何やら楽しそうに喋っているではありませんか?

 

そのアパートがあるエリアは、もちろん多くの人が英語も話しますが、普通はオランダ語が話される地域でした。

 

アパートの入り口は駐車場から離れていたので話の内容までは聞こえませんでしたが、車を降りて妻たちの方を見ると、その男性の声も妻の声も聞こえたので、確かに何かを話しているようでした。

 

その後、その男性が私に気づき、「ハロー」程度の挨拶をして別れたのですが、彼が発した言葉はドイツ語に近い「グゥーテ・・・」といった感じのオランダ語でした。

 

その当時私もオランダ語を話せたわけではありませんが、聞いたときにフランス語かオランダ語かドイツ語か程度は判別できましたので、彼がオランダ語で話していたのは確かだと思います。

 

それにしても、いつの間に妻はオランダ語が出来るようになったのか???

 

その当時、住んでいたアパートの周辺にあるお店などはオランダ語のみの標記の所も多かったので、妻たちも一緒に週に何回かオランダ語のレッスンは受けていたのですが。

 

オランダ語のレッスンと言っても、最初のうちはお店の外に書かれている表示で何曜日がお休みで何時から開くのかといった事が分かる程度の、曜日や数、簡単な挨拶程度の練習だけだったので、急にオランダ語で談笑出来るはずがないのですが・・・?

 

あとで妻に「さっきは何語で話してたの?」と聞いてみると、

 

何と!

 

日本語で話してた」とのお答えでした!

 

何というわが妻の社交性よ!!!

 

と感心しきりでしたが、よくよく聞いてみると、妻が買い物から帰ってきた時、買い物袋をたくさん持っていたので、「ドアを開けましょうか? 荷物を持ちましょうか?」と言ってきたと思うとの事でした。

 

妻が「大丈夫です」と日本語で言うと、彼がニコニコしながら更に話してきたのだが(もちろんオランダ語で)、その言葉の中に妻が聞いたことのある単語があったので、その単語を真似して言ってみたら、それを聞いた彼が喜んだみたいで更にいろいろ話しだしたところに私が帰ってきたとの事でした。

 

結局、妻とその男性との間の会話は全く成立していなかった事が分かりました。

 

あとで分かった事ですが、その時の男性は私たちが住んでいたアパートの部屋の一つ上の階に住んでいた住人で、妻が重そうに買い物袋を持っていたので、持ってあげるよと言ってくれていたようです。

 

ベルギーと言えば最近ではテロに関係する話もあって、私たちが住んでいた頃とはかなり変わったのかもしれませんが、その当時は真夜中でも若い女性が1人で歩いているのが当たり前でしたので、日本の都会よりずっと治安は良いんだなと思っていたくらいだったのですがね。

 

当初私の妻をベルギーに呼び寄せた時は、妻が本当に暮らしていけるのかかなり心配でした。

 

なにせ妻は日本の田舎に住んでおり、修学旅行や社員旅行以外では海外はおろか自分が住んでいる県からほとんど出た事が無かったような人でしたので。

 

しかし約1年程ベルギーで暮らしてからは、何と「ベルギーなら一生暮らしていけそうかな?」とまで言ったのです。

 

その時点では英語も含めて現地の言葉を全くと言っていいくらい話せないにもかかわらずです!

 

女の人にとってのベルギーは、それほど暮らしやすいレディーファーストの国だったのだろうと思います。

 

巨体の夫がキッチンで楽しそうに奥さんと一緒に料理?!

レディーファーストの国2

日本人の夫の態度が信じられないと言っていたベルギー人ですが、本当はどうなのか?

 

ある時、現地スタッフの一人がベルギー料理を振舞いたいのでと、彼の家へ招いてくれた時の事です。

 

誘ってくれたその彼は、ガタイも大きくて190cm位あってプロレスラーのような感じの人でしたが、家庭ではいったいどんな様子なのかと興味深々で妻と一緒にお邪魔しました。

 

玄関で出迎えてくれたのは奥さんでした。

 

家の中へ案内されると、リビングの奥の方にあるキッチンのところからにこやかな顔で「Welcome to my home!」と一言。

 

なんと彼はエプロン姿ですでにお料理中??? だったのです!

 

奥さんへ「彼は時々料理もするんですか?」と尋ねると、「彼が作ってくれる時もあるし、二人で作る事もありますよ。」とのお答え!

 

この時点で既にビックリ!

 

しかし最近では日本人の若い旦那さんでもこんな人がいるんですよね?

 

そうこうしているうちに料理も出来上がり、彼と奥さんが二人で料理を食卓へ。

 

そこでまた彼が奥さんに向って一言「あとは自分が運ぶから先に座って」と、料理を運んでいる途中で、先に奥さんを食卓へ座らせたんです。

 

しかも奥さんが座る際には彼がイスを引いてあげてました。

 

さすがにこれは演出だろうと奥さんに聞いてみると、「ベルギー人の旦那さんはこんな感じの人が一般的ですよ。」とのお返事にまたまたビックリ!

 

この後日本へ帰国するまでに、ベルギーのいろんなお宅へお邪魔しましたが、だいたい同じような光景でした。

 

日本でも共働きの所ならあり得るかもと思いましたが、ベルギーでは専業主婦であっても同じらしいのです。

 

ベルギーの男性陣はみんな「主婦の仕事の大変さ」を認識し理解しているようでした。

 

日本男児としてはちょっと違和感がありましたが、これも「日本の常識は世界の非常識」の一つなのでしょうか?

 

この光景をじっくり眺めていた私の妻は、ますますベルギーを気に入っていたようでした。

 

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